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2024年11月24日
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vol.4 【特集】SPECIAL INTERVIEW(マックスポーラックさん) 1

2010年03月18日
昨年11月に来日したタップダンサー、マックスポーラックさんに緊急インタビュー!!
母国オーストリア、NY、キューバとワールドワイドに活躍中のマックスさんから貴重なお話をお聞きしました!


マックスポーラックさん

SPECIAL INTERVIEW
MAX POLLAK


マックスポーラックさん プロフィール

■タップを始めたきっかけは何ですか?

5歳の時にフレッドアステアを見たのがタップを始めようと思ったきっかけだね。でも当時、タップダンスが出来るクラスが無くて7歳~9歳まではバレエを習っていたんだ。当時、男の子は僕1人だけだったね。

■バレエを通してタップに通じるものはありましたか?

バレエを習い始めた当初は何も分からなかったけど、バレエを辞めてタップとドラムを習い始めてから「姿勢」や「見せ方」を勉強していくうちにバレエも重要だと気付いて、基本姿勢を学ぶ為に再びバレエを習いに戻ったんだ。クラシカルなバレエをやる事によって「今、自分の体がどの方向に向いているのか」を感じる事が出来るようになったね。

■ニューヨークを始め、世界中を飛び回る生活の中で今と昔とで感じた変化や、タップをより発展させるのに必要だと思う事はありますか?

確実にタップを通じてのコミュニケーションは広がっているし、何よりいろんな人が様々な場所へ出向くようになったよね。世界を通して情報が盛んになっているし、教える立場にある人が今まで行かなかった場所へ行くようになったと思う。ニューヨークでタップを学んだ人が母国に戻ってタップダンスを広めていく中でその国の文化と融合し、変化したものが再びニューヨークへ戻ってくる。これがタップ業界の中でいい刺激になっていると思うよ。トラディショナルなものだけを行うのもいいけど、そこで立ち止まってしまうとゆくゆくはきっと廃れてしまうよね。各国へ渡って新たに生み出されたタップをアメリカが受け入れてくれる状況にある事がとても大切な事だと思う。ピアノで例えると、決められたキーはあるけれど、それでいろんな人が様々な楽曲を作るっていう感覚と同じかな。多くの人が学び、様々な影響を受けて再び戻ってくる事が重要だし、その為にはアメリカでタップをやっている人も、それを受け入れる事が必要だと思う。それこそが、タップダンスの増々の発展に繋がるとても重要なポイントだと僕は思うね。

■タップダンスとボディーパーカッションを融合したスタイルはどのようにして確立していったのですか?

そもそも、僕が一番したかったのは音楽なんだ。タップダンス以上に音楽に興味があった。だからタップの他に音楽も勉強したし、音楽を勉強すればするほどタップを音楽として表現したいという情熱が出てきたんだ。ピアノやドラムで表現出来るものが何故タップでは出来ないのか、すごく疑問を感じていたし、だからこそ音楽とタップの間にある壁を壊したかった。「音楽の全てをタップで表現していきたい」音楽を学んでいく事で自分のスタイルも変化していった、これが融合の始まりだね。

■マックスにとって大切なものは何ですか?

現在のスタイルを確立するにあたり、キューバ音楽・ブラジリアン音楽、そしてラテン音楽との出合いが僕にとって非常に重要で大切なものだったんだ。音楽をタップで表現したいと考えていた僕はこれらの音楽に出合う事によって、その意味や方法、客に自分のやりたかった事を伝えるのに非常に役に立ったんだ。それぞれの国にある音楽、つまりは「民族音楽」。民族音楽っていうのは誰もが知ってる音楽であり踊りなんだ。「民族音楽はみんなの為の音楽」この感覚を学ぶ事がとても大切で、そのコミュニティに自分が交じる事によってどういった形で人とコミュニケーションを取っていく事が出来るかというのを学んだんだ。キューバではルンバが生活の一部になっている。だから僕はこれで人々と繋がっていきたいと思っているんだ。

■最後に読者へ一言

そうだね~。いろんなダンスを見て、いろんな音楽を聴く事かな。ただタップだけをするのではなく、視野を広げてもっといろんな事にチャレンジしていってほしいなって思うよ。
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