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2025年04月19日
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vol.6(2010年9月1日発行)

2010年11月30日


【特集】
スペシャルインタビュー
森山未來 1 2

【特集2】
体験レッスンに行ってみよう!

「TAP DANCE コンテスト Musication」 結果発表
「EVENT REPORT」 2010.4~2010.8
「スペシャルインタビュー2」 RON×Ⅱ 舞台『F.+2』告知
「タップシューズ物語」 TAPシューズのお手入れってどうするの?
「海外レッスン奮闘記」 北野夫妻からのエアメール-最終回

★イベント情報★
9/9(木)~16(木) F.+2(東京)
10/17(日) Funk Tap Day vol.7(大阪)

★協賛★
BASEMENT


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vol.6 【特集】SPECIAL INTERVIEW(森山未來さん) 2

2010年11月14日
森山未來さん

森山未來さん プロフィール

STUDIO MODERN MILLIE 主催による公演に森山未來氏も出演されました。

■2300 Jackson Street ~みんな「彼」になりたかった~
5月30日 新神戸オリエンタル劇場(兵庫)
STUDIO MODERN MILLIE

全身全霊で踊る森山未来。彼にとって特別な存在である ”彼” を全身で表現していた。

世界でも有名なエンターテイナーが遺した名曲で綴る舞台。森山未來を中心にスタジオからの出演者30名ほどでBALLET/JAZZ/HIPHOPそして、TAP・・・でスーパースターが歩んできた栄光と挫折、名声と孤独といった光と影を演じた。タップシーンでは、世間からのパッシングから逃げ惑う姿ややり場のないもどかしさ、怒り、といった感情がぶつ けられていた。2時間半、彼に対する深い敬愛がそこにはあった。

vol.6 【特集】SPECIAL INTERVIEW(森山未來さん) 1

2010年11月14日
森山未來さん

SPECIAL INTERVIEW
森山未來


森山未來さん プロフィール

森山未來。ドラマ、映画、舞台で活躍する彼が、幼少の頃からタップダンスに親しんでいるということをご存知だろうか。普段あまり聞くことができない、森山未來さんとタップについて、貴重なお話をお聞きしました!!

■タップダンスはいつ、どのように始めましたか?

母親が往年のMGMのミュージカル映画が大好きで、小さい頃からフレッド・アステアやジーン・ケリーをビデオで見ていました。5歳からジャズダンスを始め、その流れでタップダンスの教室にも通うようになったのがきっかけです。とにかく落ち着きのない子供だったので(今もそんなに変わりませんが)、格好の発散場所だったのだと思います(今の自分自身のタップに対する位置づけもそんなに変わりません)。

■森山さんはいろんなジャンルのダンスを踊られますが、他のダンスとタップダンスの楽しみの違いはありますか?

やはりタップダンスは楽器に近いと思います。ダンスとして魅せる表現と打楽器として魅せる表現のバランスがタップの面白さであり、難しさなんだろうなと思います。

■日常生活の中で「タップを踊りたい!」と強く思う瞬間はありますか?

今でも、ドラマや映画の撮影の待ち時間だとか電車を待っている時だとか、所構わず足を動かしている時は多々あります。たいてい貧乏揺すりかなにかだと思われます。学生の頃も授業中に気がついたら足が動いていて、よく教師に怒られました。

■今でも普段からタップダンスの練習はされているのですか?

どうしても不定期的にはなってしまうのですが、たまに一人でスタジオに入ったりしています。

■タップダンスに対するこだわりはありますか?

教えてもらった先生や仲間内での流れからの「スタイル」っていうものがどうしてもできてしまうのを端から見ていて感じることがあって、それはそれで面白いのだけれど、”なんだか狭いな”と思うこともしばしば感じます。そこからもつながることだとは思うんですが、そこに流れている音を聴かずに技をみせる、要は音が聴けていないということになるんですけど、それってもったいなと思うし、実際にそう感じることが多いなと思います。音に対しての反応は人それぞれやし、身内で楽しんでそれでタップっていう括りを狭めてしまうのは残念なことやとも思うし、いろんな音に対してのアプローチを演る側も観る側ももっと楽しめればいいのなになぁと。ま、全部自分自身に言ってますが。

■舞台や映画などでタップダンスを披露される機会もありますが、中でも特にタップダンスを通じて印象に残っている作品はありますか?

とにかく舞台の上で、映画の中で、タップができる場所があるというだけで素直に嬉しい。その時の表現、ドラマや映画や舞台をやっていてもタップにまったく触れられない時がやっぱり多いわけで。そういった表現の場で踏めるというのは、プレッシャーではあるけれど嬉しいです。劇団☆新感線の舞台に出演させていただいた時にはHIDEBOHさんに振りつけてもらって「METALMACBETH」(2006年)では演歌を歌いながらタップを踏んだり、「五右衛門ロック」(2008年)ではヘビメタをバックにタップを踏んだり。映画「SMILE」(2007年)の中でタップダンサー役で表現させてもらった時は、SUJIさんに協力してもらって振り付けを考えてもらったり。そういった出逢いも僕の財産になっているわけで。それにそういった様々な場所で踊らせてもらって少しでもタップの魅力をもっといろんな人に知ってもらえると思うと、僕のつたない表現でほんとに恐縮なんですが、それも嬉しいです。

■今後、タップダンスを通じてチャレンジしてみたいことはありますか?

「タップダンサー」としての表現ではなく、今自分自身が居る場所からの「タップ」の表現をこれからもっと追求したいです。


【告知】 舞台「タンゴ-TANGO-」
(作:スワボミール・ムロジェック/演出:長塚圭史)
公演期間:11月5日(金)~24日(水)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
出演:森山未來、吉田鋼太郎、秋山菜津子、片桐はいり、 辻萬長、橋本さとし 他
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_10_tango.html

vol.6 EVENT REPORT(10.05-10.07)

2010年10月30日

■東京インターナショナルタップフェスティバル2010(東京)
5月6日

海外アーティストはもちろん、日本を代表するプロダンサー、次代を担うhoofer'sが同じ板の上でパフォーマンス!

タップは勿論、アイデア豊富で見ていて楽しい構成の若手ナンバーに続き、しっとりと大人のムードで心地さを感じさせるみすみsmileゆきこ・富田かおる。赤いドレスとヒールシューズで観客を魅了した女性ナンバー。細やかさとパワフルさの両面を表現していた。

レポート:J-CLICK TAP&IRISH DANCE STUDIO 横山敦子



■ダンスアート トライアル パーティー(兵庫)
6月13日
寒川久美子ダンスアート

華麗なカンパニータップ、そしてジュニア圧巻!!!

ダンスアートのトライアルパーティーは、出演者全員が、その日に向けて仕上げた課題を発表し、なおかつ他の人のダンスもしっかり見るという勉強会と、その後仲間や家族と軽食を食べながら和やかに過ごすというパーティーである。今回は入門者からカンパニーメンバーまでの71名が出演し、それぞれがタイトルの文字通り自分に挑戦し、持てる限りの力を出した。子供達も元気に楽しく、とてもかわいく踊っていた。

レポート:寒川久美子ダンスアート TORO



■第6回 「コール淡水」神戸 演奏会(兵庫)
6月26日
尾田悦子Tap&Dance Company

「コール淡水」の隔年に催される演奏会に、尾田悦子Tap&Dance Companyのメンバー3名がゲスト出演した。

男声合唱とのコラボレーションもさることながら、カンパニーメンバーと合唱団から参加のメンバーとの年の差60歳!彼らはタップ未経験ながら果敢に取り組み、半年間の成果を発揮。年代を超えて共に作り上げたステージに客席から暖かいまなざしと盛大な拍手が沸き起こった。

レポート:尾田悦子Tap&Dance Company 尾田悦子



■J-CLICKスタジオ第二回公演(兵庫)
7月11日
J-CLICK TAP & IRISH DANCE STUDIO

今年はアイリッシュビックバンドとタップダンサー達の生セッション満載!とにかく豪華な舞台だっ!!

軽快なケルトミュージックの生演奏から始まった舞台は、ノンストップの約80分のパフォーマンス。随所に色んなエッセンスが散りばめられていて、観る者を飽きさせない。前半は主にTAP、後半はアイリッシュダンスで構成されていたのだが、スタジオメンバーによるTAPのナンバーに偉大なるTAPマスター、B・ブラウン氏とL・コリンズ氏のルーティンが織り込まれていたことがとても新鮮だったのと同時に、往年のマスター達への強いトリビュートの想いが感じられた。

レポート:J-CLICKスタジオ 横山敦子



■FLOORESSAY REAL STORY(韓国)
7月16~18日
FLOORESSAY(フロアエッセイ)

FLOORESSAY単独公演 in ソウル

公演では、言語は一切使われない。ブレイクやバレエ、Hip Hop、タップといったダンスに、生演奏、映像という手法が加わり、ダンスと音でストーリーが展開した。6つのストーリー中ひとつでは、リーダーNilsonさんのB-boy時代からタップとの出会いまでが演じられた。



■タップダンスライヴVOL.3(和歌山)
7月18日
スタジオぽこ・あ・ぽこ選抜メンバー ユニットP.A.P(パップ)

和風あり、歌あり、手話ありのパフォーマンスショー

第1部はスタジオぽこ・あ・ぽこ&P.A.Pメンバーのライフワークでもある和歌山和風タップ6作品を披露、第1部は「A列車で行こう」に始まり、ミュージカル「アニー」「CATS」のナンバー、「UFO」の歌振り、「世界にひとつだけの花」の手話と歌など、タップ以外のパフォーマンスもパワーアップしてお届けしました。

レポート:スタジオぽこ・あ・ぽこ 田中美和


[この他の内容は タップダンススタイル vol.6 をご覧ください]

vol.6 海外レッスン奮闘記(北野夫妻からのエアメール-最終回)

2010年10月10日


こんにちは。実はこれを書いている今、日本にいます。6月末に1年間の滞在を終え、帰国しました。日本のあまりの蒸し暑さに溶けそうになっている毎日です。

今回は、4月にシカゴに引っ越してから帰国までのタップ生活をご報告します。シカゴでは本当に簡単にスタジオが見つかり、週に2度2か所のスタジオに通っていました。数週間通った頃に気付いたのですが、なんとその2か所のスタジオの先生は兄弟だったのです!3人兄弟(長男・次男・長女)が全員タップダンサーという家族で、いとこや友人も巻き込んでM.A.D.DRhythms(http://maddrhythms.com/) というタップグループを作り、広く活動しています。シカゴ近辺だけではなく、全米各地でのパフォーマンスはもちろん、子供たちへのタップ指導をボランティアで行っています。学校が終わって家に帰っても親がいない、また放課後打ち込めるクラブ活動などもないといった環境の子供たちの中には、地域や周辺の友人によってはギャングなどの仲間に入ってしまうことがあるそうです。そういった子供たちに『ダンスで人生を変えてあげたい!』そのような想いで、活動を続けているグループです。

主宰者のBrill Barrettはあのリバーダンスにも出演していた素晴らしいタップダンサーですが、とにかく熱い心の持ち主。レッスンもアメリカ人とは思えない程スパルタでした!レッスンの最後にはいつも皆で円陣を組み、「リスペクト ダンス!」と大声で言わされました。

気がつけばそのM.A.D.Dのほとんどのメンバーからタップを習っていた私たちですが、あんなに苦手だったインプロビゼーションも下手なりに楽しめるようになっていたのです。1年前、アメリカに来て初めて行ったスタジオでインプロをやらされた時には、途中で固まっていましたが、なんでも続けていれば改善されるものですね?! 日本とアメリカの一番大きな違いと言われたらやっぱりこのインプロだと思いました。与えられることが嫌いなアメリカ人と創造することが苦手な日本人(全員がそうだというわけではないですよ。もちろん) せっかくアメリカでタップを習ったのだから、創造や表現の部分を忘れないようにタップを続けたいと思っています。(でも今でもインプロは苦手ですよ。)

1年間のアメリカ滞在は本当に刺激的でした。世界中の人々と出会い素晴らしい経験ができました。いつかまた、アメリカで出来た友人やタップ仲間と出会いたいと願っています。 Thanks, the U.S.!!

レポート:北野友子


★一年間に渡り、海外でのタップ生活を紹介してくれた北野夫妻、ありがとうございました!!